待機児童の原因と対策、現状の幼稚園や保育園の課題とは

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近年、社会問題にもなっている「待機児童」。ママだけでなく、これから出産を迎えるプレママにとっても気になる言葉ですよね。今回は待機児童の問題について解説します。

 

 

【待機児童とは】

「待機児童」とは、保育所への入所申請をされており、入所条件を満たしているにも関わらず保育所に入所できない状態にある児童を指します。国は古くは「エンゼルプラン」、最近では「新待機児童ゼロ作戦」など待機児童解消の施策をこころみてきていますが、利用者の増加に追いつかず、深刻な社会問題のひとつとなっています。

 

【待機児童の原因】

待機児童の原因はいくつか挙げられます。女性の社会進出が増加の原因と考えられていますが、不景気により専業主婦が働きはじめるケースも増えており、原因の一端ともいえます。また、シングルマザーの増加も背景のひとつです。いずれにせよ、働く女性が増えている中、保育施設の数が伴わないケースが都市部を中心に発生している、ということが待機児童の主な原因といえます。

 

【待機児童の対策】

国は2017年度までに待機児童をゼロにする目標を設定しており、約40万人分の保育の受け皿を用意するとして地方自治体支援に力を入れています。保育士の賃金の改善につながる補助金制度や、小規模保育の輪を広げるなどの対策が期待されているところです。保育士の資格や経験を持ちながら現在従事していない人材の再登用や、小学校教諭資格を持つ人材の保育の現場での活用等もすすめられています。深刻な問題点として取り沙汰されることが多いのは、保育士の待遇についてです。保育士は現代社会において非常に大切な職種ですが、薄給で労働時間も長い職場が多く、長くキャリアを積む保育士が出にくい土壌でもあります。最も有効な対策は保育士の待遇改善にある、という意見も多く、メディアでも問題視されるようになっています。

 

【幼稚園や保育園の現状】

このような中で、「幼稚園の保育園化」という言葉も目にするようになりました。両親が働く世帯が増えており、幼稚園でも小さい年齢から受け入れる「早期化」、延長保育などの「長時間化」をすることにより、保護者のニーズに寄り添うような動きも出ています。一方で0歳児から預けることができる保育園は低年齢であればあるほど、待機児童が多くなっている現状があります。また、表向きは通年、入園の受け入れをしていることになっていても、実際には4月期からの入園でなければ難しいなどの問題もあり、ママが育児休暇を取得する際、赤ちゃんの生まれる時期によっては復帰のタイミングと入園の時期のバランスをとるのが極めて難しくなる、というケースも発生しやすくなっています。

 

 

日本では、待機児童の問題はまだまだ改善した、とは言い難い現状があり、職場復帰後のお子さんの預け入れ先を悩んでいる方が多くいらっしゃると思います。国も対策を打ってはいるようですが、今、0~2歳の低年齢児童を抱える家庭にとっては、国の対策を待っている時間はありません。早い人は妊娠中から「保活」を始める時代。お子さんを保育園に、とお考えのママ、パパは情報収集のスタートは早目に取り組まれると良いかもしれませんね。

 
    
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