妊娠を望む女性にとって耳にする機会が多い「黄体ホルモン」。女性ホルモンのひとつです。不妊治療等では黄体ホルモンを増やす治療も行われますが、薬や注射について不安に思う人も少なくないことでしょう。今回は、この「黄体ホルモン」についてしっかりと解説します。
【黄体ホルモンとは】
黄体ホルモン(プロゲステロン)とは、女性ホルモンのひとつであり、排卵直後に卵巣でつくられています。排卵の際、成熟した卵子は卵胞から飛び出しますが、排卵後に卵巣に残された卵胞が黄体化して内分泌組織が形成され、黄体ホルモンが分泌されます。黄体は排卵から約2週間存在し、次の生理が来るまでの間は分泌量が増えます。分泌量が増えることにより、受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を柔らかくしたり、体温をあげたりする作用があり、このホルモンは「妊娠を助けるホルモン」と考えられています。黄体ホルモンが正常に分泌されない場合は「黄体機能不全」として不妊症の原因になることがあります。
【黄体ホルモンを増やす薬や注射について】
不妊治療の現場では、黄体ホルモンの分泌が黄体期中であるにも関わらず一定の基準値を下回る場合、黄体機能不全と診断されます。黄体機能不全になると子宮内が妊娠できる状況になりづらく、また、流産のリスクもあがります。そのため、薬の服用や注射による治療も行われています。
不妊治療や妊娠維持のため「デュファストン」という合成黄体ホルモン剤が処方されるケースがあります。この薬は黄体ホルモンと同じ作用を持ち、他の黄体ホルモン剤と比較して安全性と効果が高いとされ、広く利用されています。
また、治療の一環として注射を打つケースもあり、不妊治療の現場では「hCG製剤」が良く使われています。hCGとは「human chorionic gonadotropin」の略で「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」と呼ばれるホルモンの一種です。妊娠を維持するのに不可欠な黄体ホルモンの分泌を促す作用を持ちます。
【副作用のリスクについて】
薬の服用や注射については副作用を心配する方も少なくないことでしょう。
まず、デュファストンについてですが、主な副作用として「吐き気、食欲不振、腹痛、発疹、めまい」などの症状が報告されています。いずれも軽いものであり、臨床試験では、副作用の発生は1パーセント未満とされています。ただし、稀に血栓症や心不全、アナフィラキシーショックなどの重大な副作用の発生もみられるとの報告もあります。副作用は服用直後に現れることが殆どであり、副作用がみられた場合は服用を中止します。ただ、ほとんどの場合、服用を継続しても1日から1週間以内に症状は治まります。
hCG注射については副作用に注意する必要があります。特に「OHSS(卵巣過剰刺激症候群)」には注意が必要です。この症状は過剰に卵胞が刺激され、卵巣が肥大化することにより、腹痛や腰痛、吐き気などをもたらします。副作用が現れた場合は一旦投与を中止して経過を見ることになります。
いずれにせよ、医師とともに経過を観察しながらの服用もしくは注射となるため、副作用を心配しすぎる必要はないといえます。
いかがでしたか?
妊娠に必要な黄体ホルモン、薬や注射については事前に副作用について知識をつけることによって、安心して活用ができることと思います。過剰な心配や神経質になりすぎることも不妊治療には悪影響。
大らかな気持ちで治療に臨むことができると良いですね!
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