妊娠中の出血やおりものの色や量でわかる流産の兆候とは?

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妊娠初期に月経は止まりますが、
おりものは下りる場合があります。

一般的には薄い茶系なのですが、
このおりものによって妊娠に気づいたという例が多いと聞きました。

では、月経ではない出血の場合では、
流産の兆候と考えたほうが良いのでしょうか。
詳しくみていきましょう。

 

茶系のおりものは何?

まずは、おりものの説明から始めます。
子宮頚管や腟を、酸性に保つように分泌される液体のことです。

菌の侵入を防ぐ必要から膣内を酸性に保つためなので、臭いは少し酸っぱい感じになります。
正常な場合のおりものは、透明感のあって白っぽく、しかもサラサラとした水に近いものです。

そのおりものに変化があるということは、何かの知らせと考えられます。
普段の生活の中で、通常のおりものに注意をしておくことで、変化に気づくことができます。
妊娠初期に多い茶系のおりものは、着床時出血とも呼ばれるようです。

胎盤を形成するするために、子宮内の毛細血管が急激に増加し、もろい毛細血管が何かの拍子で切れることが多くなります。
今までと違った働きで体が変化し、ホルモン分泌の量も増加するため、おりものも増えてきます。

毛細血管が切れて出血した血が、おりものと混じって出てくる場合があります。
つまり茶系のおりものとは、血が酸化して茶色に変化したもので、新しい出血ではなく過去のものと言うことです。
体内で赤ちゃんが成長していく中での変化ですから、あまり心配はいりません。

流産を疑う場合

茶系のおりものがある場合には、痛みや張りはあまり感じないものです。
妊娠前の状態でおりものがあった場合に、痛みが無いのと同じことです。
しかし、茶系のおりものが長く続いたり、ピンク系に変化したり、赤が混じったおりものがあった場合は、注意が必要でしょう。

少量ずつ、何日も続く場合もあります。
古い出血は酸化するために茶色に変化しますが、赤い血の色が混じったりすることと、月経時のような鈍い痛みや、経験したことのないお腹の張りを伴う場合は、用心のためにまずは安静にしましょう。

大量の出血があったり、激しい痛みが伴う場合は、流産の疑いが濃厚です。
慌てずに、清潔な生理ナプキンをして、現在の状況をメモしてください。

1 まずはお腹の痛み ・お腹の張りの様子 ・張りと痛みの具合 ・その間隔と続いている時間
2 出血の状況 ・その量 ・色(鮮血か薄赤か茶か) ・悪臭や固形物の有無
3 体調の変化 ・吐き気や嘔吐 ・立ちくらみや貧血 ・衰弱などの症状

これ等を冷静にメモを取ったら、すぐに診察の連絡を取りましょう。
激しい症状が伴わない場合は、安静にして様子を見ることになりますが、心配なようならまずは連絡して指示を受けてください。

出血の原因と対処

胎盤の形成時に、絨毛というものが子宮筋層に根を下ろします。
この場合に出血することがあり、このことを「着床出血」「月経様出血」などと呼びます。
そして、今後も絨毛はしっかり子宮に根を張っていきます。
月数が経ち子宮の増大が続いていく中で、胎盤は引き伸ばされたり、少しだけ剥がれたりするのが普通です。
絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)と呼ばれるものです。
妊娠初期によく見受けられる症状ですが、胎盤がしっかりと完成される妊娠4~5ヶ月頃には治まるとされています。
前置胎盤も出血の原因になります。
胎盤が子宮口に位置していることですが、その殆どは子宮の増大によって上部に移動しますから、あまり心配はありません。
その他の出血の原因には、子宮内膜がただれてめくれる状態の「びらん」、小さなイボのような良性の腫瘍(ポリープ)、膣炎、子宮粘膜の充血等々が考えられます。
このような場合は、医師と相談して適切な処置をすることで、問題は解決するようです。
危険な状態の出血の場合には、切迫流産と流産があります。
切迫とは「さし迫った状態」を指していますから、流産の危険があると言うことになります。
胎児の心音の確認ができた場合には、適切な対応で無事に育ちます。
「安静」が一番ですが、医師の治療に全て任せましょう。
「止血剤・お腹の張りを止める薬剤・抗生物質・点滴」などの治療法が、有効とされています。

不安なあなたへ

おりものや出血で、不安になっている妊婦さんへ一言。
流産を心配しているあなた、鮮血が大量に下りたり、お腹が張って痛みが強かったりしていなければ、必要以上に心配はいりません。
むしろ心配してあれこれ考えることでマイナーな気分が増し、そのストレスが胎児へ影響する方がマイナスに作用します。
大半の方は、おりものに混じった血では心配することはない、と言っています。
むしろ「妊娠のお知らせ」と喜んでください。
私の場合は、「今月は月経が遅れているな」と思っていたある日、仕事から帰宅したときに下腹に鈍い痛みを感じました。
そういえば仕事中も痛みはあったのですが、「そろそろ始まるのかな」という意識だったので、気にしなかったのです。
母が「一応、産婦人科で診察してもらったら」と勧めるので、近くの産院に行ってみました。
「切迫流産」と言われて、そのまま3日くらい入院治療しました。
そして、とても元気に大量の母乳を飲む娘が誕生しました。
身近に経験者が居ることが、とても役に立った例でしょう。
核家族化が進む現代ですが、産婦人科に行く前に、家族や知人、友人に相談したり、ネットで不安材料も安心材料もリサーチして、気持ちを落ち着けてから産婦人科に相談しましょう。
知りすぎる不安もストレスになりますから、気をつけてくださいね。

 

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