パパとママ、そして、おじいちゃんとおばあちゃんや、親族みんなが願うのは、元気な産声を上げてくれる赤ちゃんの誕生です。
そのためにも、妊娠してからの食事に気を配るのも、お母さんの大切な役目の一つです。パパとママの二人三脚で過ごされて、元気な赤ちゃんが授かるように、私もお祈りいたします。
生肉・生卵・生魚は要注意!
生ものの摂取には、取分け注意を払って下さい。特に、生肉は食べない様にしましょう。何故かと言うと、寄生虫トキソプラズマが付着していて、赤ちゃんの精神発達の遅れ、視力障害、脳性麻痺などの障害が生じるからです。
同様に、生卵には卵の殻に、サルモネラ菌が付着している可能性があり、感染すると食中毒になります。
この時、嘔吐と下痢を引き起こして、腸管の激しい蠕動で、子宮筋の収縮が起こり、流産する恐れがあります。
さらに、生魚は、必ず新鮮な物を口にしてください。鮮度が悪いと腐敗していなくても、免疫力の落ちている妊婦の方は、食中毒になって、嘔吐や下痢を起こし、お腹の赤ちゃんの発育に影響を与えます。
また、生ガキや生の貝類には、ノロウィルスがあって、感染すると必ず食中毒になり、酷い嘔吐・下痢・腹痛・高熱に見舞われます。
ですので、妊娠中は、加熱処理した料理を食べる様にすれば安心です。
過剰摂取は危険あり!
妊婦さん達に、量を控えめにしてほしい食材があります。過剰摂取すると、胎児の障害誘発や機能低下に繋がる物があるからです。
1つ目が、昆布やワカメ、海苔などの海藻類です。これらには、ヨウ素が含まれていますが、過剰摂取すると、胎児の甲状腺に機能低下が起こる危険があります。
これに加えて、ヒジキには、ごく微量ですが、発癌性や毒性を持つヒ素が含まれています。これを過剰摂取すると、吐き気・嘔吐・下痢・激しい腹痛が見られ、場合によっては、ショック状態で、死に至ることがあります。
2つ目は、マグロ・カジキ・金目鯛・メバチ・クジラ・サメなどの大型魚です。これらは、水銀を多く含み、妊婦がこれを過剰摂取すると、水銀を排出できない胎児が、脳神経障害を起こす恐れがあります。
3つ目は、鉄分などたくさんの栄養素を含むレバーと鰻です。この二つには、ビタミンAも含まれますが、これを過剰摂取すると、胎児の奇形を起こす可能性があり、危険な物質となっています。
要するに、出汁は続けて昆布から取らず、カツオ出汁と交互にし、魚は影響のない小型魚のサケ・アジ・サバ・イワシ・サンマ・タイ・ブリ・カツオ・ツナ缶などで代用しましょう。
お酒を進める医者はいない!
なぜ、医者が「お酒を進めない」のかといいますと、本来、母子を繋いでいる胎盤が、有害物質のフィルターの役目を担っています。
ところが、アルコールは、母が口にした量が、そのまま胎児に届いてしまい、お母さんと赤ちゃんが、同じ様にお酒を嗜んでいる事になります。
お酒は、赤ちゃんにとっては、当然、有毒物質です。したがって、過剰摂取によるリスクも大きいと考えましょう。例えば、次の様な障害の誘発が考えられます。
まずは、奇形、未熟児、身体の未発達児、あるいは、健康を損なった状態の赤ちゃんが生まれます。さらに、過剰な摂取が続けば、胎児は、アルコール症候群になります。
アルコール症候群は、毎日、お酒を通常通りに飲んでいたとしますと、赤ちゃんに発育の遅れはもちろんのこと、とくに、脳の発育不十分で、言語や学習(人として身に付けるべき学習)に障害を来たす恐れがあります。
それでは飲まないでおこうでは、お母さんはストレスが溜まりますから、1週間に1日ビール1杯ぐらいが安心の目安でしょう。
ただ、蒸留酒のウォッカ、テキーラ、ラムなどは控え、これらをベースにするカクテルも、気を付けて下さい。
サプリで栄養補給は慎重に!
栄養不足をサプリメントで補いたいとお考えの方は、多くなっているのですが、1つの事だけ確認してほしいのです。それは、サプリメントに含まれる栄養素が、体外に排出され易い物であるかどうかです。
何故かというと、食品などと同様に、過剰摂取による口唇裂や水頭症などの奇形の原因になる事があるからです。
例えば、ビタミンCの様に過剰に摂取しても、一定量を超えると尿として排出される物は、全く心配は要りません。
しかし、ビタミンA(レチノール)の様に、過剰摂取しても体外に排出されない物には、注意してください。逆に、不足しても胎児にとっては、栄養不足になる時があり、これも奇形の原因になります。
したがって、使用容量をよく確かめて、栄養補給に役立て頂きたいと思います。
お母さんが口にする物は、赤ちゃんも口にして、二人が同じ物を食べていると考えて下さい。
産前産後の身体や心の辛さでお悩みの方はママリュクスまでお越しください。
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