知っておきたい!体外受精助成金の内訳とスケジュール

不妊治療として行われている体外受精。不妊に悩むご夫婦の中には、具体的に検討される方も少なくない治療方法です。体外受精というと費用面も気になるところ。今回は、体外受精にかかる費用や助成金、成功率や具体的なスケジュールについて詳しくご紹介します。

 

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【体外受精とは】

体外授精とは、採卵手術により排卵前に体内から取り出した卵子と精子の受精を体外で行う治療です。不妊治療のステップとしては、タイミング法、人工受精の次に行われる治療法で、何らかの理由により自力での受精が困難な方に向いています。

 

【体外受精の費用について】

体外受精は保険適用外の治療方法で、全て実費支払となります。クリニックによって金額に差はありますが、一般的に1回の治療につき30万円から100万円の費用がかかります。体外受精は、1回で妊娠できる場合もあれば、複数回の治療を行い続ける場合もあり、多額の費用を投じて治療をしている方も多いのが現実です。

 

【体外受精の助成金について】

多額の費用負担がかかる体外受精ですが、助成金制度があります。「不妊に悩む方への特定治療支援事業」として厚生労働省管轄にて実施されています。助成の対象者は、体外受精及び顕微授精(特定不妊治療)以外の治療法によっては妊娠の見込みがない、または極めて少ないと医師に診断された、法律上の婚姻をしている夫婦です。給付については、1年度あたり1回15万円、2回までとされ、通算5年支給されます。また、この制度を利用するにあたっては、730万円(夫婦合算の所得ベース)の所得制限額が設けられています。

 

【体外受精の成功率】

体外受精の成功率、いわゆる妊娠率は、自然妊娠と同様、年齢と反比例しています。25歳以上で40%弱、32歳くらいまでは38%前後の確率となります。しかしながら、35歳と超えた30代後半から徐々に妊娠率は低下し、40歳では20%をきり、43歳で10%、44歳で10%をきります。また、この統計は、妊娠率であり、その後に流産等が発生することもあるため、出産まで至る確率はさらに下がる、と考えるべきでしょう。

【体外受精のスケジュール】

体外受精のスケジュールは下記の通りです。
  • 排卵:ホルモン剤や排卵誘発剤を使って卵胞を成長させ、排卵を促します。
  • 採卵:卵胞を超音波検査でモニターし、卵子を採卵します。直接膣内に器具を入れて取り出すため、麻酔手術をするのが一般的です。
  • 精子採取:医療機関内もしくは自宅にて行います。提出後は、遠心分離機にかけ、質の高い精子が選定されます。
  • 受精:シャーレ上で精子と卵子を一緒にして受精させます。
  • 胚移植:選別した受精卵を女性の子宮に戻します。移植後は数時間安静にする必要があります。
  • 着床補助:胚の着床を補助するため内服薬と注射を投与します。
  • 妊娠判定(排卵14~17日目)
 

いかがでしたか?

不妊治療を行う方にとって、体外受精はいわば「最後の手段」。費用面のこともあり、なかなか踏み出せない方も多いかもしれませんね。ひとつ言えるのは、「早ければ早いほうが成果につながる」ということ。年齢と費用との兼ね合いを考えながら、どこまでステップアップするのか、夫婦でしっかりと話合っておきましょう。

 

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